31:名無しNIPPER[sage]
2018/03/16(金) 09:14:06.90 ID:13r6ns/50
――羽沢珈琲店――
千聖「……だから、花音。そういうのを録る時には遠慮なく、パスパレの事務所を頼っていいのよ?」
松原花音「……え?」
千聖「遠慮をする必要はないわ。ポッピンパーティー、アフターグロウ、ロゼリアときて……まだあなたたちはそういうの、録ってないわよね?」
花音「え、えっと……」
千聖「大丈夫よ。花音相手なら私も優しく指導するわ。流石にあなたを泣かせる訳にはいかないもの」
花音「そうじゃなくて……あの、千聖ちゃん」
千聖「なにかしら?」
花音「ハロハピ……もう美咲ちゃんがそういうのやったよ……?」
千聖「……え?」
花音「この前、こころちゃんのお家で……」
千聖「……は?」
花音「…………」
千聖「…………」
花音「あの……」
千聖「……分かったわ」
花音「え?」
千聖「もうやったのなら仕方ないわね」
花音「あ、うん……なんか、ごめんね?」
千聖「気にしないでいいのよ、花音。私も気にしないから」
千聖(……ええ、誰が録ったとかどのバンドがもうやったとか……気にしないわ)
千聖(そんな些末なことなんて考えず、普通に花音に収録してもらえばいい話、だものね)
千聖「ふふ……」
花音「ち、千聖ちゃん? なんだか笑顔なのに怖い雰囲気が出てるよ……?」
千聖「大丈夫よ、花音。優しくするから」
花音「な、なにを!?」
千聖「大丈夫、大丈夫だから……ふふふ……」
千聖(しっかり台本からレッスンメニューに収録スケジュールまで用意してあげるからね)
千聖(待っててね……花音……)
しかし後日、かのちゃん先輩誘拐計画を決行した千聖さんが薫くんの悪意なき妨害に遭いまくって少しブチ切れてしまうのはまた別の話。
おわり
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