16:名無しNIPPER[sage]
2018/03/16(金) 08:59:49.19 ID:13r6ns/50
日菜「え、そうじゃない?」
日菜「……君にとってのあたしも、アイドルとかそんなのを抜きにして特別な存在……?」
日菜「……へぇー」
日菜「…………」
日菜「あ、ううん、引いたとかそういうんじゃなくて」
日菜「なんだかよく分かんない気持ち」
日菜「いっつも素直じゃない君がそう言うのって初めてな気がして……」
日菜「うーん、なんだろうな、この気持ち……」
日菜「『るんっ♪』ってするんだけど、ソワソワして、恥ずかしいような気がするけど、でももっと聞いてみたいっていうか、なんていうか」
日菜「……よく分かんないけどいっか!」
日菜「とにかく、もっと君にぎゅーってくっつきたくなったからそうするね!」
日菜「ぎゅーっ」
日菜「……えへへ!」
日菜「こうやって強く抱き着いたら……なんだかもっと不思議な気持ちになってきた」
日菜「言葉にするなら……しっとりとした『きらるんっ♪』って感じ、かな?」
日菜「君は……分かる?」
日菜「やっぱり、分かんない?」
日菜「……分かんないけど、多分あたしとおんなじ気持ちでいると思う……?」
日菜「そっか、おんなじなんだ」
日菜「おんなじ……えへへへ」
日菜「なんか胸の中がくすぐったいや」
日菜「ううん、嫌な感じじゃないよ。なんだかすごく楽しい」
日菜「それに、すっごく温かくて嬉しい気持ち」
日菜「やっぱり、君ってすごい特別だよ」
日菜「うん、あたしにとっての特別」
日菜「あー、なんだか雨の日って好きだなぁ」
日菜「んー? なんとなく思っただけ!」
日菜「あ、そうだ!」
日菜「今日、彩ちゃんがファーストフード店でバイトしてるんだ!」
日菜「ね、せっかくだし寄り道してこーよ!」
日菜「えー、いーじゃんいーじゃん!」
日菜「……ほんとにダメ……?」
日菜「……えへへ、君ならこう言えば了承してくれるって思ってたよ」
日菜「え、ずるい? うーん、何がずるいのかちょっとよく分かんないなぁ〜」
日菜「さぁ、それじゃあ彩ちゃんのとこに寄り道してこーっ!」
――――――――――
―――――――
――――
……
37Res/56.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20