4: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:50:33.59 ID:4BqLDWoJ0
薫「あの子扱いなんですねぇ。確か同い年くらいでしょう?」
P「手間がかかったからな。特に楓さんは」
薫「私はどうでした?」
5: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:51:00.39 ID:4BqLDWoJ0
薫「だってさー、高校生にもなって『父の日に大好きなお父さんにおにぎりを作ろう!』みたいな仕事ばっかりなんだよ? 思春期の気難しい時期だもの。心の綺麗な子を要求され続けてたら、そりゃ心だって摩耗するよー! 息苦しいよー!」
P「完璧な笑顔でやりきってたけどな」
薫「仕事ですから」
6: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:52:00.63 ID:4BqLDWoJ0
P「恨まれるようなことしたっけ?」
薫「仕事の内容」
P「それは俺にも非があるな。徐々に大人っぽい仕事増やしていこうとは思ってたけど…タイミングがいまひとつわからなかったんだ」
7: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:52:54.59 ID:4BqLDWoJ0
P「ところで先生って呼び方はいつまで経っても変わらないよな」
薫「今さら変えても違和感しかないでしょう。変えるタイミングはとうの昔に過ぎ去ってしまいましたよ」
P「そうか?」
8: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:53:43.52 ID:4BqLDWoJ0
P「俺が龍崎さんに変えたら怒る?」
薫「…え?」
P「試してみよう。龍崎さん」
9: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:54:29.03 ID:4BqLDWoJ0
薫「はい、先生。お腹が空きました!」ピッ!
P「脈絡がないな。つーか、ひまわりの種食べてたじゃん」
薫「はんっ。あれくらいで飢えた女子大生の胃を満たせるとでも? 肉を持ってこい!」バ-ン!
10: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:54:59.61 ID:4BqLDWoJ0
(薫宅)
薫「ちゃっちゃと作るので待っててください。その辺にある漫画読んでていいですよ」
P「これ読んだことあるな」ペラリ
11: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:55:29.74 ID:4BqLDWoJ0
薫「先生覚えてます? 私、事務所で初めておにぎりを作った時にチョコを具にしたんですよ」
P「そんなことあったっけ?」
薫「ありました。でも、先生は完食してくれたんですよねえ」
12: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:55:57.14 ID:4BqLDWoJ0
薫「前から思ってましたけど、律儀に食べてあげることないんじゃないですか?」
P「可哀想じゃん」
薫「ふん。そうやって優しくするからつけ狙われるんですよ。はいどうぞハンバーグです」コトリ
13: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/03/15(木) 22:56:37.19 ID:4BqLDWoJ0
薫「嘘付いたら針千本ですよ」
P「おらっ! 疑うなら自分で食べろや!」グイッ
薫「ぐぅ。無理矢理口の中に押し込むのは行儀がっ!」
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