300: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/26(月) 12:33:58.36 ID:ELSLV8Bao
司祭「間違いは誰にでもあります。気にすることはない。大事なのは己を恥じ、反省することです」
女「あ、あの!」
司祭「おや、どうかしましたか?」
女「わ、私の…私の母に憑いている呪いを今すぐ解除してください…!そうしないと、母は今日中に命が…!」
司祭「…ですから、呪いではないと言っているでしょう。分からない人達だ」
司祭「貴女の母君は天の国へと渡る使者の一人に選ばれたのですよ?天国というのは我々家族以外では、辿り着けない場所なのです。先程言ったように、とても名誉なことだ」
司祭「人には遅かれ早かれ、誰にでも死が訪れる。大事なのはそれから先のことだ。楽園で永遠の時を過ごすか、無になるのか…今一度、よく考えてみてください」
女「ッ!」
女「そ、それでも…母は死なせませんっ!もし、解除してくれないなら…!」
司祭「どうするというのです?」
女「そ、それは……」
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