170: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/17(土) 01:23:56.07 ID:J4ZPO0Pgo
女(それから、先生が警察の人たちに何かを話して…お昼過ぎくらいには解放された。一晩中拘束されていたから、疲れも眠気もあったけど…あれから一睡もしていない)
女(どうしても…あの時の光景が目から離れない。初めて、人が目の前で死ぬのを見た)
女(今まで自分に敵意を持っていた人間が、数秒後には大量の血を流して…動かなくなっていた。苦痛の表情、血が喉で溢れて聞こえてきた嗚咽のような音、そして…あの家の腐乱臭)
女(私の五感は一生この体験を忘れることはないと思う。恐らくこれから長い先ずっと…一生付き合って行くんだ)
女(…結局、あのお婆さんは私を呪うことに成功したことになる。自分の死を犠牲に、私の体と記憶にその身を刻んだ)
霊能少女「体の方は大丈夫?もう丸一日以上起きているけど」
女「…大丈夫、とは言えないかもしれません。あんなものを見てしまったら…」ブルッ
霊能少女「…そう、まあそう気に病むことはない。悪い夢だと思ってすぐ忘れるのが吉」
女「せ、先生は…平気なんですか?目の前で…人が死んだのに」
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