135: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:40:09.19 ID:ek92bIojo
霊能少女「仮に、殺人を犯した人間がいたとする。でも、もしその殺人が社会に漏れることがなく、本人しか知らなかったとしたらどうなる?」
女「どうなるって…そのまま何事もなく、過ごすとか?」
136: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:41:16.91 ID:ek92bIojo
女「…」
女(…そうか。先生は…今までに何度もあのお婆さんのように、罪に問われない人間を何人も見てきたんだ)
女(それでも、その人達に手を下すことはなく、ただこの仕事を続けてきたんだ…一体どれほどの経験をしたんだろう。私には…想像することすら出来ない)
137: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:42:31.00 ID:ek92bIojo
……………………………………………………
…………………………………
138: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:43:25.72 ID:ek92bIojo
霊能少女「今度は…前の時と比較にならない。大きな気配がする」
女「お、大きな気配って…大丈夫なんですか!?」
霊能少女「…ちょっと、やばいかも」
139: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:44:22.95 ID:ek92bIojo
女(か、階段を一段ずつ降りてくる音が聞こえる…?一体何が…?)
140: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:45:32.42 ID:ek92bIojo
霊能少女「…面白い。真っ向から殺りに来た…こちらも少し、本気を出す」スッ
霊能少女「んっ…んっ…」ゴクゴクッ
141: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:46:32.41 ID:ek92bIojo
女(な、なにこれ…あの影、物凄く深い闇…辺りの暗さと比べても、一層黒く見える漆黒…)
女(ふ、震えが止まらなっ…息が出来ないっ……)ブルブル
142: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:47:35.52 ID:ek92bIojo
女(う、嘘…光が、影を吸い込んで……)
143: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:49:00.59 ID:ek92bIojo
ガチャ
霊能少女「恐らく、起爆剤と爆弾はこの庭のどこかにある。間違いない」
144: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:49:54.61 ID:ek92bIojo
霊能少女「どう?この辺り?」
女「は、はい…そこの…下、辺りですかね?」
霊能少女「…分かった。もう目を開けてもいい」
145: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2018/03/14(水) 21:50:57.75 ID:ek92bIojo
女「何か落ちましたけど…なんですか?これ」
霊能少女「これは…」スッ
384Res/191.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20