【オリジナル】ある日魔法が使えるようになりまして
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19:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:04:16.64 ID:4qco5sv60
『さっきの何言ってるか分かった?』

『ええ、キメ?で?さい?詞を言っていた?に聞こ?ました』

『翻訳率:70%』
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:07:01.90 ID:4qco5sv60
そう言うが早いが腕を伸ばし机から1冊のノートを手に取る

こういうイベントの可能性を考慮していたのに忘れる所だった

まあ、早めに気付けただけセーフだよね


21:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:10:35.49 ID:4qco5sv60
『メディカルキット』とタイトルに書かれたノートをめくり、目的のページを探す

…付箋つけとけばよかった

手間取りながらも目的のページをすぐに見つけ、文字を指でなぞりながら発していく
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:14:18.41 ID:4qco5sv60
「読み込み、解析、保存」

『!?ちょっ?、それって…』

「ああ、別に気にしないでしとかないと下手すりゃ死ぬからしてるだけ」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:17:19.10 ID:4qco5sv60
ボンッ、という音が部屋に響く

やっぱりか…、やっぱりそうだよね!

どうやら案の定目の前の少女と一緒に、未知の細菌やらウイルスも来ていたらしい


24:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:22:37.74 ID:4qco5sv60
格好からして少なくともこの世界の住人ではない可能性があったが、どうやら当たってそうだ

そりゃ、世界が違うならそこにある細菌やらも違うでしょという話

まあ、要は魔法を用いての殺菌というところ


25:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:31:41.16 ID:4qco5sv60
一方何かが起こったのかは分かっているのだが、それが何かが分からない少女は目の前でワタワタしている

格好からしてそこまで近代チックな服装でもなければ、全体的に漂う雰囲気からも科学的な要素は見られない

殺菌という言葉が存在しない世界から来たのであればその反応も納得だ
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:42:26.03 ID:4qco5sv60
『ねぇ、今のってこれと同じ力…?』

「まあ、そうだね。それは初めに作ったものだから今のとは若干仕様が違うけど」

『…もしかして、黒の禁書(グリモワール)を作ったのはあなた…?』
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:47:51.44 ID:4qco5sv60
いや、そりゃ誰だってマジックでデカデカと汚い字で「生活便利書」と書かれたノートを「黒の禁書(グリモワール)」とか言って見せつけられたら吹くでしょ

内容はともかくとして、数万年の間に知らぬ所で生活便利書からえらくグレードアップしたものだ

名前からしてもそれがその世界では、それなりのポジションにいたのは間違いない


28:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:56:12.52 ID:4qco5sv60
ちなみに「生活便利書」の内容はその名の通りで、例えば火を起こしたければチャッカマンと書かれた文字を指でなぞりながらチャッカマンと唱えれば、横からポンとチャッカマンが現れて火をつけてくれるといったようなものだ

水が欲しければコップを出して蛇口を出せば注いでくれる

言わばニート育成アイテム
以下略 AAS



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