【オリジナル】ある日魔法が使えるようになりまして
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16:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 15:48:31.50 ID:4qco5sv60
まだ正確に伝わるかは分からないが、とりあえず自分の今の気持ちを伝えておこう
『ようこそ、オレはキミを待っていた』
ピタリと手を止めポカンとこちらを少女が見つめる
17:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 15:51:56.74 ID:4qco5sv60
そんな始まりの1幕、相変わらずループしてるがようやく時間が進み始めた瞬間の出来事
そしてこのセリフは後々永きに渡り何故かネタにされまくる
言わなきゃよかった
18:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 15:53:21.24 ID:4qco5sv60
第1話「生活便利書」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:04:16.64 ID:4qco5sv60
『さっきの何言ってるか分かった?』
『ええ、キメ?で?さい?詞を言っていた?に聞こ?ました』
『翻訳率:70%』
20:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:07:01.90 ID:4qco5sv60
そう言うが早いが腕を伸ばし机から1冊のノートを手に取る
こういうイベントの可能性を考慮していたのに忘れる所だった
まあ、早めに気付けただけセーフだよね
21:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:10:35.49 ID:4qco5sv60
『メディカルキット』とタイトルに書かれたノートをめくり、目的のページを探す
…付箋つけとけばよかった
手間取りながらも目的のページをすぐに見つけ、文字を指でなぞりながら発していく
22:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:14:18.41 ID:4qco5sv60
「読み込み、解析、保存」
『!?ちょっ?、それって…』
「ああ、別に気にしないでしとかないと下手すりゃ死ぬからしてるだけ」
23:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:17:19.10 ID:4qco5sv60
ボンッ、という音が部屋に響く
やっぱりか…、やっぱりそうだよね!
どうやら案の定目の前の少女と一緒に、未知の細菌やらウイルスも来ていたらしい
24:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:22:37.74 ID:4qco5sv60
格好からして少なくともこの世界の住人ではない可能性があったが、どうやら当たってそうだ
そりゃ、世界が違うならそこにある細菌やらも違うでしょという話
まあ、要は魔法を用いての殺菌というところ
25:名無しNIPPER[saga]
2018/03/09(金) 16:31:41.16 ID:4qco5sv60
一方何かが起こったのかは分かっているのだが、それが何かが分からない少女は目の前でワタワタしている
格好からしてそこまで近代チックな服装でもなければ、全体的に漂う雰囲気からも科学的な要素は見られない
殺菌という言葉が存在しない世界から来たのであればその反応も納得だ
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