少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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85:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/05/31(木) 21:02:59.23 ID:EhgwbeOr0
ロザリアのほぼあられもない姿を見て一瞬で気絶したノヘジだったが、気絶してくれていて本当に助かった。

今頃ノヘジの鼻血で真っ赤に染まっているであろう廊下はあとで掃除をしておこう。

あ、部室の前が血だらけってオカルト部らしくはあるけど新入生は入ってこないだろうな。申し訳ないことをした。

エンプーサ「オカルト部に入るというなら止めはしないけどオカルトに傾倒した瞬間に私に軽蔑されることは覚悟しておきなさい」

ロザリア「え〜、エンプーサちゃんって私のこと嫌いなの〜」

エンプーサ「好きだと思ってたの?」

にべもない態度。冷たい目線といいオカルトが絡むとサバサバを通り越して絶対零度のような冷え切った反応だ。

そんな切り裂くような言葉に対してロザリアはどこ吹く風。悲しそうに目の下に手を当てて泣きまねをしているがその口元は笑みを崩してない。

相性がいいのだろうかこれは。

エンプーサ「お茶、冷める前に飲みなさい」

ロザリア「エンプーサちゃんの持ってくる茶葉はおいしいのよ〜」

エンプーサ「そんなことないわ。適当に選んでるもの」

そういいながらどこかうれしそうな表情をしている。

すすめられたお茶に口をつけると………飲んだことのない味。

もとからお茶なんてものに縁がないし、ロード家では血のように赤い紅茶しか出なかったから飲んだことがないのも当たり前なんだが。

なんというかほのかに甘い。いや味はそれほど甘くはないのだが鼻に抜ける香りが甘い。

バジロウ「………ウーロン茶?」

同じく口をつけたバジロウが首を傾げた。

エンプーサ「メロンウーロン茶」

そりゃあ飲んだことないわけだ。


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