332:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/03/02(月) 21:59:44.36 ID:Vr5GI9Ka0
べリア「………初めての依頼、お疲れ様だったな」
少年「…俺………依頼だったけど」
べリア「わかる。わかるけど。でもな、結局お前と彼女は依頼なんだよ」
べリア「依頼の関係だったんだよ」
少年「そうですよね。結局依頼でしかないん、ですよね。R-10さんに感情を自覚させるためだけの」
オルカ「少年。今は青春だ。わからないことばっかりだ。だけど青春の先輩としていえることがある」
オルカ「今回の経験は何も無駄にはならなかったぞ。少年にも、彼女にも」
少年「まだ経験不足でわからないことばっかだ。先輩たちならわかるのか? なにが正しいのか」
ヤツカ「わかりませんよ。君よりもせいぜい数歳年上程度ですから。こなした依頼の数は多いかもしれませんが、毎回完全な正解を選べているとは到底いえません」
ヤツカ「ですけど、君は立派に生徒会の一員として依頼を完了させました。それだけは確かですよ」
べリア「あぁ、合格だ。大合格だよ、少年」
少年「………俺ってバカだ。先輩にここまで言われておきながら、慰めの言葉なんて欲しくないなんて思ってる」
少年「本当に、ごめんなさい」
オルカ「青春だな、少年」
少年「…はい」
オルカ「本当に青春だ」
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