318:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/02/27(木) 20:51:37.03 ID:lDAoMiaC0
R「これがコーヒーカップですか」
私は名前そのままの機械を撫でました。噂は聞いたことありますが最初に思い付いた人は一体どういう感性をしていたのでしょうか。
少年「乗りましょうか」
R「これを回せばいいんですね」
カップの真ん中にあるハンドル。これを回せばカップも回るそうです。
一体どういう仕組みで………ほうほう、なるほどなるほど。
少年「回さないんですか?」
R「仕組みをスキャンしてました」
少年「さすが機械天使ですね。そんなこともできるんだ」
R「Iがそういう風に作られているだけです。それじゃあ回します」
ぐるんぐるん
向かい合って見つめあうIと少年さん。目まぐるしく回る景色はまるで私たちを包み込むようで。
「これ押せばいいんだね? 押っ忍」ポチ
ん?
少年「へ?」
なにかおかしいです。もう一度カップにスキャンを走らせると、駆動がハンドルから分離してます。
つまりこのハンドルはなにも意味なkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk
グルグルグルグル
加速。加速。
生じる遠心力。
放り出されそうなほどのパワー。しがみつくIたち
暴れ牛のような軌道を描くコーヒーカップに振り回されいつの間にかIたちは互いに抱き合っていました。
R「少年さnnnn、だいJブですかААААА」
少年「Rさんもぉぉぉぉ。大丈夫ですかぁぁぁあぁあ」
なんというハプニング。というか明らかに人為的な事件。
でもこうやって少年さんと抱き合えてるのだから、いいのかもしれません。
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