307:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/01/31(金) 20:51:16.42 ID:BsYvCTOE0
待ち合わせは町の中心にある駅。
早めについて待っている可憐な少女を演じていると目の前に長い長い車が止まりました。
ガチャリ
そこから出てきたのは
「ふぅん。あんたが少年の」
金髪で小さな女の子が日傘をさしつつ出てきました。その人は私をじろじろと見て
「あいつも生意気ね。この私を足にするなんて」
R「あのぉ、もしかして少年さんの」
「姉よ」
姉? ………てっきり妹かと。
というか少年さんのお姉様ということはお母様かお父様は人間みたいですね。
少年「別に義姉様は来てくださらなくても」
「ふん。あんたの恋人をしてくれるもの好きの顔を見たかっただけよ。邪魔、どきなさい」
少年「ふげぇっ」
車から出てこようとした少年さんが投げ飛ばされます。小さくても吸血鬼は吸血鬼。とても力が強い模様。
R「少年さん。大丈夫ですか」
少年「いてて、大丈夫ですよ。慣れっこなんで」
明らかに頭から落ちたのに、少年さんは頭をさするだけですぐに起き上がりました。
慣れてるんですか。それってもしかしなくてもDVにあっているのでは。
R「大丈夫なんですか?」
少年「大丈夫ですって」
「帰ってきたら連絡入れなさい。気が向いたら迎えに行ってやるわ」
少年「ありがとうございます義姉様」
「ふんっ」
少年さんのお姉様は車に乗り込むとぎろりとこちらをにらんでから扉を閉めました。
お、お姉様になにかしてしまったのでしょうか。
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