少年「俺のクラスは亜人だらけ」
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145:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/11/15(木) 15:55:46.08 ID:wSd/ZYkt0
とりあえず見たままをヒョウカさんに説明しよう。

そうすればヒョウカさんも大目に見てくれるだろう。

そう思って踵を返したときだった。

ボキッ

少年「!!」

ベタに足元に落ちてた枝を踏み折ってしまった。大きくないとは言え、普通に聞き取ることのできる程度の音だ。

イヅナ「! 誰がそこにいやがる!!」

「お、俺見てくるっす!!」

やばい、逃げろ!!

と思った瞬間には捕まっていた。

今日は良く捕まる日だな。

イヅナ「誰だてめぇ………いや見たことある顔だな」

「あっ、猫を追ってた風紀委員っすよっ!」

イヅナ「なにぃ!? てめぇもあの猫食い女の仲間だなっ!?」

本当ごめんリンネ。

というか俺が追ってたのは猫じゃない。お前だ。

それにまだ風紀委員でもない。

色々弁解したいことはあるが

イヅナ「けっ。風紀委員上等だボケェッ! 俺は俺の正義があんだ」

イヅナ「疾風怒濤のイヅナ。弔い戦と行くぜ!」

「イヅナさんっ、構え太刀っす!」

スラリ

少年「!!?!?」

あ、やばい。

イヅナに手渡された刀は優に本人の身長を超えていた。

あんなんで切られたら一たまりもない。頭から足まで真っ二つになるのも当然と思わせるほどの迫力。

もしかしてさっきのドラゴンよりもやばいんじゃあ?

なんとか弁解して、刃を収めてもらわないと

少年「いや、俺は――――――」

べリア「そこまでだ下郎どもめ! モブはモブらしくモブのように消え失せるといい! それがモブがモブとして生まれたさだめであり宿命! 貴様らは自分がモブであることを自覚し、精々主役様を立てることに尽力し、それ以外は慎ましやかに無害な生活を送ることを心掛けよ! このモブ式目に己が血で捺印し、この式目に従うことを誓いますか? 誓いますか!? 誓ってくれますか!? 誓ってくれますよね!? ねぇ!! つーか誓え!!!!!」

―――罵詈雑言をあしらった意味不明な文句を垂れ流しながらあいつが現れた。



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