13:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2018/03/09(金) 16:06:29.24 ID:GJ/1N4KX0
学園に入るのはいきなりだが次の日だった。
使用人に起こされ、いつの間にか用意されていた服に袖を通す。
少年「………忘れ物はないかな?」
忘れ物なんて当日にあるわけないがそれでも一応鞄を見てみる。
筆記用具とノートとハンカチと幾許かの金。必要なものは全てある。
準備万端である。それでは学園に向かおうと珍しく高鳴っている胸を押さえながら部屋から出―――
バンッ!
少年「うぐぁっ」
ミレイア「ミレイアちゃんが起こしに来てあげたわよ! 感謝なさいって、なんで床で寝てるの?」
少年「い、いえ。なんでも」
実際はミレイアが開け放った扉が猛烈な勢いで俺にぶつかったために倒れたのだが言い返すこともできず鼻を抑える。
ミレイア「まぁなんでもいいけど爺やが車を出すから急ぎなさい」
少年「準備はできてます」
ミレイア「そ。それじゃあ行くわよ」
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