111:亜人好き ◆HQmKQahCZs
2018/11/12(月) 13:39:38.40 ID:NX/rimYL0
猫は抵抗してたおかげで傷一つない。
ボロボロで薄汚れてはいるがおそらくこれは元からだろう。
その毛皮は艶を失い、眼の周りもやにだらけ。その姿に少し前の自分を重ねてしまい少し同情した。
いや、おそらくこの猫はこの現状を、この現実を満足しているのだろう。だってそう主張するように足元で鳴いたから。
どちらにせよ結局は俺の感情での裁量なんだがな。
男「あー、無事みたいでよかった」
「にゃおんっ」
男「……さて、どうしたもんか」
一対一ならまだ希望はあったかもしれないが相手が集団では万に一つも勝ち目がないだろう。
戦いにしろなんにしろ人海戦術こそが正道なんだ。
男「猫の手でも借りたいな」
「にゃおうん」
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