平沢進「東京のヒラサワです」翠星石「まきますか?まきませんか?」平沢進「違います」
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名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:17:37.67 ID:yEb0tPq50
平沢進「へえ。…薔薇を他の花種に置き換えても成立する公式でもあるような」
お爺さん「う…まあ、確かに。薔薇以外の花にもかなり共通するものだったかも知れません。…元より、ただ美しいだけの花などないのかもしれませんな」
平沢進「そのようにグロテスクな存在は、土も人も生むことは難しいかと。人は理想の中に完璧な美しさを語るものの、それは実在に適応した際ただの騙りと成り下がるもので」
以下略
AAS
493
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:18:09.17 ID:yEb0tPq50
お爺さん「……ほお。…それは面白い。完璧な美しさはこの世に理想としてしか存在しない。しかし、人は花あるいは何かに、その理想を見出し現実として生み出そうとする…生み出せる筈もないと頭では分かっているはずなのに」
平沢進「…」
お爺さん「…ボケ防止のタネに考える議題としては、大変意義あるものかもですな」
以下略
AAS
494
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:19:24.03 ID:yEb0tPq50
ーあろるの館ー
翠星石「…もう!蒼星石ったら!エイプリルフールはとっくに終わってるですよ?」
蒼星石「翠星石。…僕は冗談も嘘も好きじゃない」
以下略
AAS
495
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:19:56.06 ID:yEb0tPq50
翠星石「っ…でも!翠星石と蒼星石は双子じゃねーですか!昔からずっと一緒の…」
蒼星石「双子である前に、僕達はローゼンメイデンだよ」
翠星石「そ、そんな鶏が先か卵が先かみたいな事言われても翠星石には分からんですぅ!蒼星石!ローゼンメイデンだから戦うっていうなら何で今まで戦わなかったんですか!?」
以下略
AAS
496
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:20:35.72 ID:yEb0tPq50
翠星石「っ…じゃあ、何で!?急にアリスゲームをする決心がついたのは一体…」
蒼星石「君にも、多少なり察しがついてるんじゃないのかい?」
翠星石「……………」
以下略
AAS
497
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:21:44.87 ID:yEb0tPq50
蒼星石「…そう。僕らの能力は、二つで一つ。庭師の如雨露は心の樹を育てることが出来るし、庭師の鋏はその成長を邪魔するものを切払うことが出来る。そして互いに、夢の扉を開くことも。でも、本当の能力を使うには、片方だけじゃ足りない」
蒼星石「能力だけじゃない。僕らは、ローゼンメイデンとして目覚める時も眠る時も一緒だし、契約する人も同じだった。…今回までは、だけど」
翠星石「……し、真の能力が凄いのは、二人で協力して出来る能力だからですよ。一人より二人なら、より強くなるのは当然ですぅ。…それに、マスターが同じなのは、翠星石と蒼星石の仲が良くて、離れたくなかったから…」
以下略
AAS
498
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:23:21.00 ID:yEb0tPq50
翠星石「…………」
蒼星石「ローゼンメイデンは皆不完全だけれど、僕らはその中でも際立ってる。僕らは互いに背中合わせで、一人がいなくなったらたちまち後ろに倒れてしまう。足場が無ければ立つことも出来ない、本当の人形みたいに」
翠星石「…それが何だって言うんですか。だったら、ずっと一緒に支え合えばいいだけですぅ!な、何が不満なんですか蒼星石!翠星石は、そりゃあ出来たお姉さんじゃねーかもしれねーですけど、悪いとこがあるなら口で言ってくれればいいじゃねーですか!そしたら翠星石も頑張って直すですから!」
以下略
AAS
499
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:24:29.82 ID:yEb0tPq50
蒼星石「今回僕らは、マスターも、住む場所も、初めて別にしたね。君にとっては些細な気まぐれだったかもしれないけど、僕は、大切なことを確かめるためにこうしたんだよ。…それが何だか分かるかい?」
翠星石「そ、そんなの、分かるわけ………」
?初めて蒼星石抜きで闘った時、分かったのよねぇ?自分は一人じゃマトモに武器も振るえない…ジャンクだってこと?
以下略
AAS
500
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/06/03(日) 19:26:40.90 ID:yEb0tPq50
2重かっこが環境依存文字ってマジ…?
すみませんちょっと直します
501
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:28:17.19 ID:yEb0tPq50
蒼星石「今回僕らは、マスターも、住む場所も、初めて別にしたね。君にとっては些細な気まぐれだったかもしれないけど、僕は、大切なことを確かめるためにこうしたんだよ。…それが何か分かるかい?」
翠星石「そ、そんなの、分かるわけ………」
『初めて蒼星石抜きで闘った時、分かったのよねぇ?自分は一人じゃマトモに武器も振るえない…ジャンクだってこと』
以下略
AAS
502
:
名無しNIPPER
2018/06/03(日) 19:30:47.63 ID:yEb0tPq50
蒼星石「庭師として剪定をしている時も…ずっと、違和感がつきまとうんだ。それでやっと分かった。僕らは距離は離れることができても、本当に離れることは出来ないんだ。…悪い意味でね」
翠星石「……!」
『蒼星石と翠星石は、近くに居なくたって繋がってるんですから』
以下略
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