平沢進「東京のヒラサワです」翠星石「まきますか?まきませんか?」平沢進「違います」
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450:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:13:43.12 ID:K2vZ0huD0
金糸雀「それは、これから先もずうっとしないということなのかしら」

翠星石「え?まあそうですけど」

金糸雀「…個人の感情で、それが許されるものなのかしら。だってアリスゲームは、お父様が決めたことなのよ」
以下略 AAS



451:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:14:51.28 ID:K2vZ0huD0
翠星石「…んなこと分かってるです」

金糸雀「いいえ、分かってないのかしら。第一、アリスゲームを止めてどうするのかしら?私たちにとって、戦うことが生きること。生きることをやめて…時の流れに身をまかせるつもり?ただの人形として?」

翠星石「っ……」
以下略 AAS



452:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:15:43.57 ID:K2vZ0huD0
翠星石「んなことねーです!ちゃんとした理由ですぅ!戦いたくないから戦わない、それのどこが悪いんですか!」

金糸雀「真っ平御免でもしたくなくても、すべきことというのがあるのかしら。すべきことから、嫌だという理由で目を背けることが正しいわけがないのかしら!」

翠星石「むっ…ぐ……」
以下略 AAS



453:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:16:44.33 ID:K2vZ0huD0
平沢進「この監視社会において群衆を尻目に脇道に逸れれば、「正道に戻るべし」と窘められるのは当然。その当然を前提とすれば我儘という他評を気に病む無意味さが分かるはずだが」

翠星石「!」

翠星石「…そうです。翠星石は遊びや気の迷いでアリスゲームを止めると言ってるんじゃねーんです。これは翠星石の本気のワガママなんですぅ!金糸雀がなんと言おうと、運命だろうがなんだろうが変えるつもりはねーですよ!」
以下略 AAS



454:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:22:27.02 ID:K2vZ0huD0
翠星石「そんなの、ただ闘いたいから暴れてるだけですよ。あのキョーアクな顔を見れば分かるです」

金糸雀「ホントに?翠星石、アナタは水銀燈のことをほとんど知らないでしょう」

翠星石「…それは確かにそうですけど。でも、あんな好戦的な顔やセリフを聞きゃあ分かるにきまって…」
以下略 AAS



455:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:23:53.59 ID:K2vZ0huD0
金糸雀「こほん。話が逸れた上に長話になったわね。じゃあ…今日はお邪魔したのかしら。今回は翠星石が攻撃してこなかったし、それなのにこっちから攻撃するのは道義にもとるからアリスゲームはやめておくのかしら」

金糸雀「でも、カナはアリスゲームを放棄したりしないのかしら。少なくとも今のカナには、どんな事情だって、アリスゲームをやめる理由になるとは思えないから」

翠星石「……」
以下略 AAS



456:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:27:08.31 ID:K2vZ0huD0
平沢進「私は平沢進だ。平沢唯じゃない」

金糸雀「…自己紹介がまだだったのかしら。カナは…私は、薔薇乙女第二ドール金糸雀。…では、さよな」

平沢進「じゃ、またこんど」
以下略 AAS



457:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:28:53.75 ID:K2vZ0huD0
翠星石「……」

平沢進「……」

翠星石「……ふぅ〜っ。金糸雀も中々強情なヤローですぅ」
以下略 AAS



458:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:29:51.97 ID:K2vZ0huD0
平沢進「まあ、統計的手法に尋ねれば子は親に逆らうものらしいので。別段気にすることでもないのでは」

翠星石「ん…まあ、そうですかね…」

平沢進「……」
以下略 AAS



459:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:30:31.60 ID:K2vZ0huD0
平沢進「世のすべての難問に対し「可」の成績を残すような回答をされてはお手上げ」

翠星石「む…ふーんだ!別に「可」で上等ですぅ!難問を無理に解こうとしてあーだこーだ路頭に迷うより、えーいって突っ走っちゃったほうが正しいこともあるんです、きっと!ウンメーだのテンメーだのでくよくよしてたら何事も始まらんです!」

平沢進「なるほど。威力的な理屈だが論理破綻を起こしているわけでもない。翠の人形にしては高度」
以下略 AAS



460:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 20:31:27.96 ID:K2vZ0huD0
平沢進「褒め言葉まで強請始めるとは。強要して手に入れることで価値の下落するものを求める様は、退き具合が足りていないと言わざるを得ない」

翠星石「はあ?退くのが足りてない…あーもう!頭がしっちゃかめっちゃかにこんがらがっちまうですぅ!ほら、頭使ってお腹減ったのでご飯にするですよ!今日は野菜でガマンしてやるですからとっとと作るです!」

平沢進「何がガマンだ。私は苦慮の末に野菜を選んでいる訳ではない。どちらかといえば粗食の範疇を超えかけている糖分過多菓子類のほうが…」
以下略 AAS



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