ジャパニーズアベンジャーズ 特撮クロスオーバースピリッツ
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46:魔界岸 ◆WzpMn05TJA
2018/03/14(水) 15:53:27.22 ID:ZTSovdFhO
「なんて速さだ!?」

 

そして奇声と共に高くジャンプし急降下。

カブトのボディを鋭い爪が引き裂く。

そのまま地面に倒れたカブトに鬼は馬乗り状態になると串刺しにしようと頭部目掛けて爪を突き立てる。

カブトは左右に頭部を動かし、それを間一髪で何とか避けていて戦況は防戦一方だ。

しかしメルザードと戦い、これ以上強い敵を何度も打ち倒してきた経験があるカブトは冷静だった。

鬼が突き立てた右手を抑え、逆に右手で鬼の顔面に強烈なパンチを浴びせる。

 

「もう一丁! オラァッ!」

 

吹っ飛んだ鬼が立ち上がる前にトニーの分だと言わんばかりのさっき浴びせたパンチより倍の力を込めたパンチを浴びせるとピヨッた鬼を葬る為の武器をその手に出現させた。

 

「フィニッシュウェポン!」

 

両端に矛状の刃が付いた槍、カブトランサー。

特殊合金ネオインセクタイト製でその威力は厚さ50センチメートルの鉄板も切り裂く。

 

「ライナァァァァァブラストォォォォォォ!!」

 

イオンエネルギーを刃に流し込み、超振動させたカブトランサーを高速で振り回して真空状態でプラズマを集め相手を横に斬り倒すカブトの必殺技、ライナーブラスト。

難敵を何度も倒したこの技に友への想いを込め、カブトランサを一閃する。

この技を浴びたら例え人外だろうとひとたまりもない。

鬼は獣のような叫び声をあげながら土塊となり、散った。

それを確認すると、カブトは友の遺体に向かってゆっくりと歩き出す。

愛する夫の帰りをクレアはきっと待っているはずだ……彼女が絶望にうちひしがれる姿……そんな姿誰も見たくはない。

その時、カブトの背後に鋭い痛みが走った。

鬼には仲間がいたのだ。

すぐ様崩したバランスを立て直そうとしたその直後、ネオインセクトアーマーの制御が効かなくなってしまう。

 


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