ジャパニーズアベンジャーズ 特撮クロスオーバースピリッツ
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12:名無しNIPPER
2018/03/10(土) 00:55:16.08 ID:mfi6AG+4O
コスモアカデミアニューヨーク本部……ここでは自然環境の研究や改善だけではなく未知の敵の襲来に備え日々、科学技術を駆使して対抗しうる武器や防具の開発や研究が行われている。
定時を過ぎても一人で慣れないパソコンを打ち込み、研究に没頭している青年がいた。
見た目だけ見れば肌は日焼けのせいか浅黒いため、若さも相まって爽やかなスポーツマンという印象を誰しもが持つであろう。

「新人、今日辺り遊びにでも行かないか?」

「トニー悪ぃ! 俺はパス!」

「おいおい……仕事熱心なのは感心だが、毎日それじゃ身体を壊すぜ?」

「今日は徹夜しねーから大丈夫だよ」

「分かったよ……最近物騒な事件が起こってるから夜道には気をつけろよ?」

「あぁサンキュートニー 俺の分けまでクラブで楽しんできてくれよ」

この新入りの青年だって人間だ……遊びたい時だってあるし徹夜が続けば早くアパートに戻って身体を休ませたい時だってある。
ただこの青年にはやらなければならないことがある。
その為にこのコスモアカデミアが設立した大学を卒業し、このコスモアカデミアニューヨーク本部に入社したのだから。

「あぁもう! あとちょっとなのになぁ!」

上手く行かないことに焦り、そして苛立つ。
残された猶予があまりないことをこの青年は誰よりも感じていた。

「また今日も徹夜か甲平?」

いつの間にか研究室に入ってきたオールバックにメガネをかけたいかにもインテリジェンスな風貌の男が新入りに声をかけた。

「見てくれよ先輩! 後もう一歩ってところまで来てるんだ」

そう言って新入りはビーファイターの変身アイテムビーコマンダーを自慢気に見せつけた。
そう……この新入りはただの新入りではない。
二億年の眠りから目覚め、地球上の全生命を抹[ピーーー]べく動き出した悪の一族、メルザードを撃破したビーファイターカブト、鳥羽甲平その人であり、さらに言えばインテリジェンスな風貌の男も異次元組織ジャマールから人類を守った初代ビーファイターのブルービートこと甲斐拓也なのである。



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