世にも不思議な平行動物達について
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2: ◆qW4ybjVXFw[saga]
2018/03/07(水) 17:13:02.41 ID:jj2cKc8qO
色は皆一様に夜の色であり、色のついた光やフィルターを遠そうとも別の色を以て我々の目に映ることはない

目視以外での物理的干渉。つまりは素手、有機物、無機物、全ての物質において触れようとするとたちまち影色の塵になって文字通り雲散霧消してしまうのである

そのために幻覚や蜃気楼、動物霊、またはUMA等非現実または亜現実の存在とされてきた

だが近年、様々な統計、観測例、その他演繹的手法の照らし合わせによって確かに存在する(原子ほどの物理的質量もない存在を"存在する"と定義してと良いものかは散々議論を重ねられ、未だ結論には至っていないが便宜上"存在"と表現する)動物だと結論付けられた


この動物をどのような総称で呼ぶべきかは幾度となく議論され、未だ結論に至っていない


そのまま特殊動物と呼ぶ学者がいる

この不可思議で不明瞭な動物に意味を持つ言葉を宛がうのは不明瞭さを欠くとして意味の無い言葉、アルファ動物群と名付けた学者がいる

彼らは他の次元に存在する動物として(此れは後に解説するとする)高次元、または四次元動物とする学者がいる

影色を見て陰影動物と呼ぶ学者がいる


さて、この本の著者である私はというと、かのレオ・レオーニが著した架空植物の学術書にして生物系三大奇書の一つ「平行植物」から名称を借りて平行動物と呼称しようと思う

このような不思議な動物たちにつける名称としては同じく不可思議、死の概念が無く、夜色で、触れると塵になって霧散してしまう、かの植物に沿うのが適当であろうと私は思う


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