8: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:36:58.30 ID:BzXsqpCd0
ご主人様に新しい友達ができた。かわいい女の子だった。
女の子「男くーん!あーそーぼ!」
男「いーいーよ!」
9: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:38:18.94 ID:BzXsqpCd0
ご主人様が嬉しいと、僕も嬉しい。だのに、ご主人様が嬉しいのに、僕は嬉しくない。なんでだろ。
男「聞いて、ムム。女の子ちゃんがね、バレンタインにチョコくれたんだ」
ムム「む?」
10: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:39:03.29 ID:BzXsqpCd0
ご主人様はあの女の子とよく遊んでる。僕も遊んでほしい。
女の子「・・・・・・」
男「あれ、女の子ちゃん?」
11: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:40:29.70 ID:BzXsqpCd0
ご主人様が落ち込んでる。失恋っていうのをしたみたい。
男「女の子ちゃんがね、好きな人がいるって言ってたの。その子はね、僕のお友だちだったの」
男「・・・・・・僕、どうしたらいいのかな」
12: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:41:38.01 ID:BzXsqpCd0
女の子?「・・・・・・・・・・・・」
男「あれ、女の子ちゃん。どうしたの?」
女の子?「・・・・・・・・・・・・」ギュッ
13: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:42:17.07 ID:BzXsqpCd0
ご主人様に怒られた。
男「なんだよ・・・・・・僕のこと馬鹿にしてんのかよ」
ムム「む、むむ?」
14: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:43:13.96 ID:BzXsqpCd0
ご主人様のことをもっと知らないと。今度こそちゃんとご主人様をなぐさめてあげたい。
でも、僕はご主人様がどうしたいのか全然わからない。
お家も追い出されちゃったから、一緒にいることもできない。
15: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:44:37.86 ID:BzXsqpCd0
毎日ご主人様のことを見てるよ。でも、バレちゃだめだから、石ころとかに変身してこっそり見てる。
ご主人様はどんなことをしたら喜ぶのか、怒るのか、悲しむのか。ちゃんと知らないと。
練習もちゃんとしてる。ご主人様とお話するための練習。
16: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:45:29.91 ID:BzXsqpCd0
ご主人様が新しい女の子と仲良くなっている。ご主人様は喜んでいる。
ご主人様は、女の子と一緒にいると喜ぶ。
ムム「む・・・・・・む・・・・・・」
17: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:46:13.23 ID:BzXsqpCd0
言葉の練習の師匠ができた。いっぱいいっぱい教えてくれる。変身も上手だ。
師匠「あ」
ムム「むぁ」
18: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:46:44.11 ID:BzXsqpCd0
結構話せるようになってきた。前よりずっとずっと。
師匠「わたしはムムです」
ムム「わ、わたしは、むむ、です」
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