21: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:48:49.23 ID:BzXsqpCd0
ムム「むむっ!むむむっ!むむむーっ!」
師匠「ムムちゃん、言葉」
ムム「え、えっと、あの人、僕の、ご主人様、です」
22: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:50:09.47 ID:BzXsqpCd0
師匠は時々スパルタだ。だけど、これをやらないと僕はちゃんとできないんだと思う。がんばる。
ムム「あ、あのっ!」
少女「はい、なんですか?」
23: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:52:53.01 ID:BzXsqpCd0
師匠に、なんで胸がチクチクするのか聞いてみた。師匠はわからないって。師匠でもわからないことがあるんだ。
ムム「むむ・・・・・・」
師匠「ミュウ?」
24: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:53:34.50 ID:BzXsqpCd0
師匠が知り合いの子を紹介してくれた。もしかしたら、なにかわかるかもしれないって。
ムム「むむ・・・・・・」
知り合い「きゃううん」
25: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:54:22.14 ID:BzXsqpCd0
恋っていうのがわかってから、ご主人様を見るとドキドキするようになった。
ご主人様に会いたい。ご主人様と一緒にいたい。ご主人様とお話したい。
でも、ご主人様は僕が嫌い。僕はご主人様に会ったらダメ。
26: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:55:03.10 ID:BzXsqpCd0
僕、知ってるよ。ご主人様が、どんな子を好きなのか。ずっと、見て来たから。
顔は、こう。髪が、こう。背が、これくらい。胸が、こんな感じ。おしりがこう。おなかはこうかな。足は、こうで、腕はこう。
・・・・・・うん。湖に映ってる僕は、ご主人様が好きになりそうな人間の女の子。
27: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:56:01.98 ID:BzXsqpCd0
なんて言って話しかけたらいいか、ちゃんと予習済み。
女「あの、すいません」
男「はい、どうしました?」
28: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:56:50.12 ID:BzXsqpCd0
女「また会いましたね、男君」
男「こんにちは、女さん。今日はどこに?」
女「ちょっと散歩を。まだまだ不慣れな土地なので、こうやって慣れていこうかなと」
29: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:57:31.13 ID:BzXsqpCd0
男「今日は、どこに?」
女「図書館まで。一緒に来てもらってもいいかな?」
男「うん、もちろん」
30: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:58:31.95 ID:BzXsqpCd0
男「ただいまー」
母「おかえりー」
女「お、おじゃましま〜す」
31: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2018/03/07(水) 12:59:03.00 ID:BzXsqpCd0
ご主人様の部屋に来た。ここに入るのは久しぶりだ。
男「ちらかってるけど、適当に座ってて」
女「あ、うん。このあたりでいいかな」
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