モバP「俺も日菜子に悪戯したい」ありす「駄目です」
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28:名無しNIPPER[sage]
2018/03/13(火) 20:14:54.75 ID:sMIM9+QK0
P「今回は隙の生じぬ二段構えでいこう」

P「ありすがまた俺をどこからか見張っているだろうから、ありすが来ることを前提に日菜子への悪戯をすればいい」

P「そうすればありすに邪魔されても落ち着いて対処できるはずだ。肝心な日菜子への悪戯はどうするかな……」



日菜子「はぁ……♪」

P(指輪をはめてみることにしよう。妄想中の日菜子の左手薬指にはめてみて反応をみる。さすがに気付くかな、気付いたとしても反応が気になるナイスな悪戯ではなかろうか)

P(左手の薬指にはめれば日菜子なら婚約指輪であることを連想するだろうし、気付かなきゃ気付かないで後で知らない内に指輪がしてあったらどういう反応になるのか、今から楽しみだな!)

P(だがその前に――)

ありす「やはり日菜子さんの前に現れましたね。今度は何を企んでいるんですか!」

P「おお、やっぱり来てくれたか。ありすに用があったから、ここなら来てくれると思ったんだよ」

ありす「えっ? 私に、ですか。それなら直接私の所にきてくださればいいのに」

P「お前こそこそしてて俺から近寄っても隠れちゃうだろ? だからおびき寄せたのさ」

ありす「む……誰のせいだと思ってるんでしょうね? それで、用とは」

P「渡したいものがな。驚かせたいからちょっと目を瞑っててくれる?」

ありす「? こうですか?」

P(ちょろいな。さてさてこの隙に指輪を日菜子へ)

ありす「――って、その手には乗りませんよ! 一体何を……」パッ

P「あっ」

ありす「…………指輪?」

日菜子「……むふ?」

P(くそっ、指輪も取られて日菜子も妄想から帰ってきそうだ! このまま押し通すしかない!)

P「……それな、左指の薬指につけてやろうと思ってたんだぞ? この意味がわかるか?」ヒソヒソ

ありす「!? な、な、な、なんでそんな大事な物を、こんな場面で……!」ヒソヒソ

P「いやー、反応が見てみたかったし、サイズも分からなかったからこれが本番だったら嫌だろうと思ってな」ヒソヒソ

ありす「確かに私には少し大きめのような……いえ、それでも付けられるかどうか試す価値はあります。ちょっと貸してもらっていいですか? いいですよね?」ヒソヒソ

P「お、おう。それじゃ俺はこれで」



ありす(……、くっ……やっぱりサイズが合わない……。でも大きめなら、もう少し私が成長すればきっと……? も、もしかしてこの指輪がピッタリはめられるまで、Pさんは待ってくれるつもりで……?) スポスポ

日菜子(指輪……、日菜子を驚かせようと王子様は突然日菜子の左手を取って指輪を――でも日菜子の指よりほんのちょっと小さくて上手くはまらず大慌て……そんな慌てん坊の王子様が愛しくて、2人はその後仲良く指輪を見繕いに――むふふぅ♪)


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