61: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/03/17(土) 21:52:43.59 ID:HbSGyvkk0
「そろそろ話を切り上げてもよろしくて?」
「あぁ、もうそんな時間に……これは申し訳ない」
「構いません」
――ガチャッ、キィー
「…甘い」ボソッ
「えっ」
「それではティオニクス様、私はこれで。失礼致しますわ」
「……」
部屋から出る前にエルキナは何かを呟いていた。
僕が聞き取れたのは、振り返って口にした別れの挨拶だけ。
……彼女と話していた少ない時間で、僕は既に疲れを覚えていた。
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