462: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/07/10(火) 00:24:39.45 ID:Y0IegZtR0
「ほ、ほほっ。まあこれは所謂前菜じゃろうて。次を待とうかの」
「お待たせしました」
「おお来たか! 早いではないか!」
「小麦と大麦を水で煮込み、塩で味を調えた『穀物粥』でございます」
「………何も入っていない『穀物粥』……じゃと?」スッ、タラー
「!」モックモック
メッサーラ候の表情は、最初の頃と比べて見る影もない。
一切の笑みが消えている。
それに引き換え、あの従者はどうだろう。
表情こそ大きく変わりはしないが、口に頬張る量がかなり多い。
食べ慣れ、親しんできた味だからこそのペースに違いない。
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