324: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/05/19(土) 21:05:19.12 ID:9zFZ+X5Z0
「では、改めて領地に残す人間を決めよう」
「ティオニクス様。私からでよろしくて?」
「構いません」
エルキナは軽く咳ばらいをしてから話始めた。
「そうですわね……私は【ゴラン、ミリス、ディアナ】のいずれかを」
「えっ! 私ですか!?」
「考えを聞かせてください」
「ええ。まずゴランを押した理由ですが――」
「彼は肉体的にもタフであり、【長期戦でも一定の質を保てる】かと」
「立場が【危うくなると裏切る可能性は無きにしも非ず】ですが」
「……ミリスを選んだ理由は?」
「力にあります。【万全の状態の彼と闘って傷を負わない者は居ない】でしょう」
「ただ、【危険を顧みないのが仇となる可能性】が……」
「……ディアナについては?」
「遠方からの射撃が行えるのは防衛戦において非常に有利ですから――」
「素直に狙撃手として運用します。【こちらの被害を少なく出来る】かもしれません」
「戦場は無法地帯ですから、他に【彼女を守れる人材が居ると安全】でしょうね」
「ふむ……」
エルキナは3名に対して、そういった評価を下した。
これを参考にするかどうかは自分次第だ。
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