【安価】クリエンテスとパトローヌス
1- 20
307: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/05/16(水) 23:22:52.77 ID:sCqaosZI0

C―「今更ですが、何故メッサーラ候の下で働いていたんですか」


「知りたいか?」

「ええ」

「ホンットーに知りたいか?」


ウルリッヒは珍しく何度も聞いてきた。

言いたくない事なのだろうか。


「俺は爺さんの外孫や」

「……えっ?」

「俺は……母親が死んでからずっと厄介者扱いされとった」

「あいつの言葉は今でも覚えとるで」

「『お前も一緒に死んでくれれば、こんなに無駄な金を使わなくても済んだ』」

「『とっとと家から出て行け! この役立たずの出来損ないが!』……ってな」

「笑える話やろ。実の親がやで?」

「………」


ケラケラと笑う彼の顔はどこか悲しそうだった。

君がどう反応して良いか対応に困っていると――



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
506Res/278.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice