291: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/05/15(火) 18:29:23.12 ID:X3/Damlv0
【中間報告】
「始めてくれ」
「はい。まず南方での作業ですが――」
「このまま作業が滞りなく進めば、陣地と同時に完成するでしょう」
「ふむ」
「上手くいけば橋頭保の役割を任せる事が出来るかもしれません」
「そうか……」
「なにぶん期間が短いですから、あまり期待はしないで下さい」
「解った」
「報告は以上です」
「よし、下がってくれ」
「あの……領主様」
「なんだ?」
「後でその……」
「仕事を全力で片付けよう」
「……嬉しいです」
女従者は頬を薄い朱に染め、顔を背けつつ部屋を退出した。
以前の彼女を考えると、今の姿は中々新鮮だと思った、
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