142: ◆sh9LE6ZD.AZt[sage]
2018/03/20(火) 22:27:25.65 ID:U9WHqk/t0
A―「ユリウス氏族とはどんな関係でしょうか」 ア「肩を並べ合う戦友(とも)だった」
「友?」
「うむ。先の大戦では共に剣を振るいあった仲で、今となっては昔の事だが――」
「……」
「我に軽口を叩く者が多かったぞ? ちょうどそこに居る小娘の様に」
「そ、そうでしたか。それは……」
「お嫌いですか?」
「そうは言っておらん」
「好きなんですの?」
「ハハハッ、その言葉も否定しておこう」
「………」タラー
エルキナは遠慮のない言葉でアエミリウス公と会話している。
普段の会談でも神経をすり減らすというのに、これでは胃が幾つあろうと風穴が開いてしまう。
君は彼女が来ている服の袖を、彼に見えない様にして引っ張った。
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