134: ◆sh9LE6ZD.AZt[saga]
2018/03/20(火) 02:17:11.79 ID:U9WHqk/t0
【アエミリウス家】
「お久しぶりです。アエミリウス公」
「ティオニクスよ、息災だったか」
「はっ、おかげさまで。こちらの領地も安定しております」
「ふむ、それは良い知らせだな」
「……」
「貴様――」
「………」
「隣に居る貴様は誰だ? 面を上げて我を見よ」
「……無礼をお許しくださいませ」スッ
「その顔……何処かで見た覚えがあるな」
「エルキナ・ユリウス・カエサル――」
「なに、ユリウス…?」
「私の事はエルキナとお呼び下さい。アエミリウス公」ペコリ
「…ほう」
エルキナは綺麗な所作で名乗りを上げた。
それを眺めている僕は、言い表せない程の緊張感を覚えた。
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