3:名無しNIPPER[saga]
2018/03/03(土) 20:18:22.00 ID:UGevr1EQ0
その夜、市内にあるマクドナルドにて、
店主「くそ……若いバイトまで辞めて都会に流れちまう。俺の店はお終いだ、近々店を畳んで適当に親の仕事継ぐか」
???「おやおや、こんな田舎のマクドナルドでコーヒーのヤケ飲みですか?」
店主「誰だ、アンタ」
???「これは失礼、私はただの観光客ですよ。たまには田舎町でのんびりするのも良いと思って、都会から来たんですよ」
店主「都会から? へっ、見たところアンタ若いな。そうやって若いやつはすぐに都会に慣れちまう……俺みてえな時代に合わない古いやつが取り残されるように田舎で過ごすのさ」
???「……失礼ながら、確かに喜多方は若い人や環境客を呼び込むような施設があるわけではないですね」
店主「そうだろ、ここはそんなとこさ。名物といっても喜多方ラーメンくらいだな」
???「そういえば、さっき食べてきましたよ。美味しいラーメンでしたよ!」
店主「ああ、きっと美味しんだろうな、その店はよ……それに比べて俺の店には客なんてこねぇよ」
???「えっ?」
店主「おっと悪いね、兄ちゃん。アンタには全然関係ない話だな。こうやって落ち込んでるおっさんに構うことはねぇよ」
???「……あの、よければお話を聞かせてくれませんか」
???「なに……」
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