7: ◆bncJ1ovdPY[saga]
2018/03/01(木) 08:56:14.69 ID:FsV44GyG0
太ももがやわらかいなとか、色々なセリフが頭の中を駆け巡るけど…
…これめちゃくちゃ恥ずかしい…しかも杏奈ちゃんが聖母みたいな笑み浮かべてこっち見てるし…
「気持ち、いい…?」
「最高だよ杏奈ちゃん…まるで天国にいるみたい…」
「大袈裟だよ…ふふっ」
笑みを零しながらも頭をぽん、ぽんってしてくれて…
「落ち着いた?」
「うん…」
私が落ち着いたのを見計らって、機械に繋がれたイヤホンを耳に刺してくる。
意味が分からず杏奈ちゃんの方を見上げると、表情で察したのか特に驚いた顔もせず話し始めた。
「これ、すごくリアルだから…感覚だけでも味わえるかな、って」
「えぇと、それはどういう…」
「百合子さんは、そのまま寝てていいから」
「…うん」
杏奈ちゃんが機械を操作すると、かりかり、かりかり…と音がし始めた。さっき聞いてた耳掻きの音。
太ももに触れていない右耳からそんな音が聞こえて、本当に耳掻きをされているように錯覚する。
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