11:名無しNIPPER
2018/03/01(木) 04:28:18.94 ID:ryKMvAmv0
出来上がったオムライスの味はは可もなく不可もなく、といった塩梅だった。どこか焦がす程の失敗しておらず、店屋物の蕩けるような仕上がりに出来たわけでもなかった。
ルビィ「おいしいね、お姉ちゃん」
卵に完全に火が入りきっていて、少し形の崩れたオムライスをルビィは満面の笑顔で食べていた。共に食べる人が笑顔であれば、食事は楽しい。
オムライス自体、黒澤家で出されることが少ない料理だった。黒澤家は基本的に朝昼晩、和食であることが多いからだ。
酸っぱい湯気の立ち込めるチキンライスと卵を共に口に入れる。
偶には洋食を食べるのも悪くない。嬉しそうに話しかけてくる妹の話を聞きながら、ダイヤは心の中で思った。
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