最原終一の事件簿
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19:名無しNIPPER[saga]
2018/02/27(火) 14:58:05.31 ID:BtYFcBoE0

渡辺「……私が田所さんを探し始めたのはつい昨日の事よ。彼と連絡が繋がらず、行方も分からないとの事だったから心配になったの。それで、警察である白石さんに協力して貰って彼を探し始めたの」

最原「それで?」

渡辺「彼の良く行く場所を調べたんだけれども、足取りが一切つかめなくて……そんな時、白石さんが言ったの、この屋敷に来てるんじゃないかって……私と田所さんがこの屋敷の鍵を持っている事は知ってたし、ここにやって来た田所さんが何かトラブルに巻き込まれたんじゃないかって白石さんは考えたみたい」

春川「それで、その言葉に従ってここに来たと」

渡辺「ええ……白石さんの運転でここまでやって来た私たちは、鍵を彼に渡して先に中に入って貰ったわ。そして、私が一階、白石さんが地下を調べていて……」

真宮寺「……亡くなった田所さんを見つけたと言うことですネ?」

渡辺「……田所さんが地下で死んでいたと聞いた時はびっくりしたわ。しかもそれが、殺人だったなんて……私、もうショックで……」

真宮寺「……死体の第一発見者は白石さんのみ、あなたは彼に田所さんが死んでいると聞かされた後で遺体を確認したと?」

渡辺「……まだはっきりと思い出せます。あの地下室の中、頭から血を流して倒れている田所さんの姿を懐中電灯の明かりが照らし出した瞬間を……! 私、そこで力が入らなくなって、それで……」

最原「後の事を白石さんに任せ、あなたは休んでいた……それが、この事件が発覚するまでの経緯……」

渡辺「そう言う事です……ごめんなさいね、やっぱり役には立てなかったでしょう?」

最原「そんな事はありませんよ、お陰で分かった事が――」

白石「お前たち、何をしている!?」

三人「!?」


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