男「高度文明の異世界で動物園の檻に入れられた俺」
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13: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/02/26(月) 21:25:17.79 ID:7el1lKnK0
男(最初の数日はまさに俺を見ているようだった)
女「ううっ……様々な好奇の視線。耐えられません」
男「なら、俺を盾にするといいさ。もうすっかり慣れたしな」
男(見世物の檻なので隠れるところは無い。そのため俺の背中に隠れる彼女)
女「脱走しましょう! こんな檻の中にずっといられません!! 私には叶えたい夢があります、二人ならどうにかなるはずです!!」
男「正直賛同は出来ないけど……まあ考えるだけなら自由か」
男(彼女の現実逃避に付き合う俺)
女「檻の中に入ってくる飼育員を襲って……でも、どれが瞬間移動装置なんでしょうか、仮に奪っても使い方が……」
男「あまり根を詰めすぎるなよ。ほら、コーヒー」
男(最近では檻の中に小規模のキッチンが出来たためコーヒーを入れて彼女に渡す)
女「このトンカツみたいなのおいしいですね!」
男「最近笑顔が多くなったな」
女「え、あ、そうですか? まあその……色々諦めてこの檻の中で生きていくって決めたら気も楽になって」
男「気持ちは十分分かるさ。俺も同じだったしな」
男(そして彼女も俺と同じ覚悟を決めた)
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