26:名無しNIPPER[sage]
2018/02/26(月) 19:16:09.60 ID:q6OJlgc60
「無いよ。 やりきった、今はそう思う」
「……そうか、よかった」
沈黙。
これもまた居心地の悪いものではない。
お互いになんとなく過去を振り返っているんだと感じられた。
チラッと見た目があって、笑いあった。
「で、これからどうするよ」
「ビール、ビールを飲んでみたい! あとタバコとかも吸ってみたい」
25にもなるのに、それらを嗜まなかったのは私の『アイドル』へのちょっとした意地だった。
そうあるべきだと思ったし、そうだと信じていた。
そうじゃないと知ったのは偶然にも、Dランクでの足踏みが五年を超えた20歳でのことだったのだけれども。
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