18: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:35:41.61 ID:2bW172L/O
ジャギ
奈緒「きゃっ」
奈緒「(だめだ、なにか気の利いた事言おうとしても手を縛られて刃物が近くにあるだけで怖くて口が開かない)」
奈緒「(漫画だとけっこう強気に言い返していたよな、なるほどあの主人公は芯はけっこう強いんだな。おっ、なんか演技のコツが掴めたかも。最初は加蓮に遊ばれてるだけのような気がしてたけど、やっぱりあたしの為にしてくれてるんだな。友達っていいよな)」
奈緒「くっ、覚えてなさい」
加蓮「その台詞をもうすぐ死ぬ人間に言われても怖くないな」
奈緒「じゃあ幽霊になって呪い殺してやるから」
加蓮「あいにくと迷信は信じないのでね」
奈緒「じゃあ病院に取り憑いてやるから。オカルト雑誌に紹介されてせいぜい経営不振で苦しみなさい」
奈緒「(あっ、主人公の気持ちに近づいたらなんか上手い減らず口が言えた、あたしもアドリブスキル上がってきたかも)」
加蓮「それは困ったな、それじゃあ今のうちに楽しい思い出を作っておくかな」
ジャキジャキ
奈緒「(この後服を引き裂かれて、ついに肌が切られるって直前に叫べばいいんだな。そうしたら刑事役の凛が早速と登場っと)」
加蓮「さて、そろそろ仕上げといくか」
ビリビリ
奈緒「(漫画だと主人公の服が引き裂かれて肌があらわになって、ちょっとサービスシーンぽくなるんだよな。女の子向けなはずなのにそういう場面必要なのか?)」
ビリビリビリビリビリビリ
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