【ミリマスSS】千早「重なった鼓動と、新しいスタート」
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19: ◆uYNNmHkuwIgM
2018/02/25(日) 00:21:14.26 ID:6Xf+W2fS0

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765プロシアター
屋上
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P「おまえらー、飲みもん持ったか?そいじゃ、ライブお疲れかんぱーーーい!!」

公演が終わって、今日は出番じゃなかったみんなが用意してくれた打ち上げが始まった。

私はまだライブの高翌揚感が抜けきれず、どこかふわふわしているような気持ちだった。

まだ余韻にひたっていたくて、賑やかな場所から離れて隅で水を飲んでいたところに、最上さんが食事を持って来てくれた。

静香「千早さん、これどうぞ。隣、座っていいですか?」

私はひょいっと横に体を滑らせて、最上さんが座れるスペースを作る。

千早「えぇ、どうぞ。食事、ありがとう」

『いえ』と一言答えて、スッと最上さんが隣に腰掛ける。


歌声をぶつけて、最上さんを理解して、私は彼女に聞きたいことがあった。

とてもデリケートな問題だから、出来るだけ言葉を歪めて遠回りな表現を使う。

千早「最上さん、アイドルになって良かった?」

選んだ言葉を発してみたら、自分でも呆れるくらい唐突な言い方になってしまった。

補足をしようとしたところ、最上さんは微かに笑って答えた。

最上「はい。沢山の景色を知って、もっともっとたくさんの景色を見たいって思えるから」

良かった。きっと質問の意図は伝わったみたいだ。


 


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