5:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 19:42:05.97 ID:60BbHll00
Pチャンとみくの「待ち合わせ」
別に付き合っていたり、デートをするわけでもなくて、いつもの場所で待っているってだけ
でも、Pチャンを待っている時のみくはきっと退屈とか、そんな感じじゃなくて
6:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 19:45:35.49 ID:60BbHll00
みくが事務所のソファで雑誌を見ている時
「悪いみく、今日の待ち合わせは無しだ」
Pチャンがみくを見つけるなり、そう言った
7:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 19:53:18.38 ID:60BbHll00
今日はハンバーグ♪ 蘭子ちゃんのお墨付きなら期待できるかも
食べたカロリーはレッスンで消費するから大丈夫! なはず
まだ見ぬハンバーグにテンションが上がっちゃって、いつもの「待ち合わせ」の場所を通りすぎる
8:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 19:55:10.77 ID:60BbHll00
「これからどうしましょう?」
「そっすね……時間もありませんから、とりあえず物を見たいと思います」
「ええ、わかりました。素敵な物があると良いですね」
9:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 20:01:44.94 ID:60BbHll00
でも、そんなに上手くいくわけなくて、前のめりになりすぎた
気づいた時にはバランスを崩していて、楓さんに気付かれちゃった
「あら……みくちゃん、お疲れ様」
10:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 20:04:25.63 ID:60BbHll00
「えっと、みくは一人でも帰れるので……」
失礼しますと頭を下げて、楓さんから逃げるようにして走り出した
後ろからPチャンと楓さんの声が聞こえた気がしたけど、気にしない
11:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 20:09:10.68 ID:60BbHll00
はぁ……みく何やってるんだろう
ベンチに座って、ため息をひとつ
白い息がふわりと登って、やがて消える
12:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 20:12:16.95 ID:60BbHll00
嘘はついてほしくなかったかな
二人で出かけるなら、そう伝えてくれてもいいのに……
そりゃあ、みくもいい気分じゃないけど……それでも嘘をつかれるよりかは全然良いよ
13:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 20:15:23.22 ID:60BbHll00
「ここにいたのか……」
みくとお月様の間に見慣れた顔
「ほっといて、猫ちゃんは気まぐれなの」
14:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 20:19:42.41 ID:60BbHll00
「都合が良すぎると思わない? みくに嘘までついて」
「あれは確かに俺が悪かった、すまない」
頭を下げるぐらいなら、最初からやらなければいいんじゃないかな
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