26:名無しNIPPER[saga]
2018/03/11(日) 22:57:16.10 ID:ChRK/t/T0
理樹(庭に出るとみんな思い思いの行動を取っている。ベンチに座って青空をずっと眺めている人、ブランコを力一杯漕ぐ人、網にしがみ付いて出れない外を見つめる人。様々だ。……あの網もうボロボロだな。いつか針金が破れてしまったら誰が直すんだろう。いや、あんな小さな穴くらい破れたところで誰も気にしないだろう)
理樹「う……あぁ……」
理樹(…………いや、僕が考えなければならないのはそれじゃない……もっと大事な事があったはずだ。ええと……恭介……いや、鈴…)
患者「はっはっはーー!!」
看護師「あっ!こらやめなさいっ!」
理樹(ブランコを漕いでいる人がいつの間にか立ち漕ぎになっていた。スピードもとても上がっている。前に出ると身体を乗り出し、後ろに引っ込むと今度は身体をくの字に曲げ、また前に出ると身体を乗り出す。とても楽しそうだったが、看護師の人は本当に怒っているようだった)
患者「ハッハッ…………うぉっとと!!」
理樹(その時、彼は手を滑らせたのか右手を前に突き出した。それに伴い左足もブランコから離れ、十分に固定出来なくなった身体が前の方に吹っ飛んだ。つまり、僕の方に)
看護師「ああ!!」
理樹(彼は変な体勢で僕の元へ向かってきた。勢いが載っていたせいか彼の身体はブランコの柵を越え、静観していた僕の方まで来た。僕はそれを当たり前のように避けずにただ見ていた。そしてみんなが僕らを見守る中、僕らの頭は衝突した)
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