63:王道大好き ◆v.O0B1pY4E[saga]
2018/02/20(火) 20:23:59.93 ID:SBD+59JNo
番外編 新名物 ビュティ饅頭
屋台で店主が元気に呼び込みしている
「新しい町長になった記念、ビュティ饅頭だよ!
町長の饅頭だ!税金下がったし安いよ」
ビュティの饅頭か、ふむ…
「3つちょうだい」
「おぼっちゃん!はいよ!」
ボク女の子なんだけど、まぁ男装してるしそう言われるよね。
ボク達は広場のベンチで饅頭を食べる
「意外とうまいね!2人とも」
「こういうのはまずいと決まっているものですが、まさかおいしいとは。」
「こういうのはまずいって何?論理的に決まってるの?」
マシは相変わらずズレてるな
町の人たちが話している
「あの饅頭屋、ビュティ様が雇ったって」
「そうなの?前の町長なら斬ってたのに、本当に町は変わったのね
町長に仕えるなんて、すごく給料いいでしょ」
あの人はビュティに雇われたのか
「もしもあなたが町を変えなければ、饅頭屋は死んでいたかもしれませんわね」
「なんで?」
「ビュティさんの顔の饅頭を作ったら、あの弟ならどうしたと思います?」
…処刑しそう
あいつのことだし
「ボクは、町を救ったのかな?」
「間違いないやろ、論理的に考えて。
アンタは町の英雄や」
英雄か、なんかそう言われると照れるな。
「あっ!ビュティの顔がぐちゃぐちゃに…
やっぱり人の顔の饅頭はあかんな」
こいつは…とことん空気を読めないというか
なんかいい話で終わりそうだったのに
「でもそれがマシなんだね」
「マシなんですわね…」
「???」
マシは?マークを浮かべている
やっぱりマシだ。
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