57:王道大好き ◆v.O0B1pY4E[saga]
2018/02/20(火) 13:46:20.89 ID:SBD+59JNo
女はボクの剣を受け止めた
「つっ!」
前より迷いがあるせいか、力がない
あっさりボクの剣に怯む
「ボクの傷を気にしているの?」
「ケガしている女の子相手に、全力を出せるか!
私はそこまで下種ではない!」
やっぱり彼女はいい人だ。
本当はいい人、だけどあの町長のせいで
「いい人だね、それはいいけど
ボクを舐めない方がいいよ、あの時とは違う」
「何が違うというのだ?お前は拷問されていただけで、修業する暇など…」
へへへ、そう思うよね
だけどボクは、脳内で修行できるのだ。
ボクは女の剣を斬り飛ばした
「なっ!なんで…」
女は驚きの表情を浮かべている
「ボクが強くなったのと、後は君の迷いだね
君が実力を出し切れば、ボクはここまであっさり君の剣を飛ばせない」
「迷い…」
ボクは叫んだ
「迷うようなことするから負けるんだよ、これが侵略者だったら死んでるよ。
迷わない正しいことをするんだ、自分らしいことを」
「自分、らしい、こと…」
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