白と黒
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/02/18(日) 22:21:31.56 ID:gJvq6xzIO
綺麗で優しく逞しいそして、とにかく声の大きい人だと国王である父に聞いた。

母と父の出会いは戦場だった。

父の率いる軍と敵軍の間に母は現れた。

そして母は戦場にいる誰よりも大きな声で叫んだ。

「ばかやろうども!!あんた達のせいで!畑が荒れ果ててるわ!これじゃ美味しいご飯が食べられないじゃない!いつまでもくだらない事してるんじゃないわよ!戦争なんてやめて仲良くしなさい!」

父はこの時一目惚れしたそうだ。

けれど母の叫びは戦争を止められず、ただ敵軍を怒らせただけであった。

敵軍は母を飲み込む様に突撃して来た。

それを見て父は慌てて、軍に命令するのも忘れて1人で母を助けに向かった。

この時、母も父に助けられ惚れたのだ。

2人は結婚し、共に平和への道に歩き始めた。

終戦協定を結ぶまでに至ったが、調印する直前に母が暗殺されたのだ。

終戦を望まない黒い兵士に殺された。

父は悲しみ怒った。

必ず黒の国を滅ぼすと誓った。

そして戦争は終わらなかった。


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