【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生?」いちご「その45じゃ」【咲-Saki-】
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353: ◆t2KkLw8Fc7QA[saga]
2020/05/16(土) 20:10:43.04 ID:UnhTcqlH0

春「冗談……というか、そうでないと困る」

京太郎「マジでどういうことなの……」

小蒔「たぶん、京くんが気づいたのは、男の子の数の少なさですよね? 実は霧島は、非常に男子が生まれにくいという風土のようでして……」

霞「だから各家は、ほぼ必ず外から婿を取ることになるの。だから数は揃っていて、気づきにくいのかもしれないわ」

初美「まぁ――全員が全員、取れるわけでもないんですけどねー。男のほうがちょっと少ないのは、そういうわけですよー」

京太郎「取れなかった家は、なくなるんですか?」

巴「えーっと、そうじゃなくて……別の家のお婿さんに、子供だけお願いする……みたいな形、かな?」

京太郎「……………………えっ」

春「霧島でだけ。だから、ここにいる誰かが京太郎を求めたら、それには応じる義務……というほどでもないけど、可能な限り協力したほうがいい」

京太郎「…………冗談、だよな?」

春「……どうか、幻滅しないでほしい」

小蒔「き、霧島の未来のためなのです……どうか、ご協力をお願いします、京くん!」

京太郎「いや、あの……本当に?」

春「ごめんなさい、黙ってて……結婚、やめたくなった?」

京太郎「……驚いたけど、それはない。俺が春と結婚したいのは、俺が春を好きだからだ」

春「京太郎……私も、京太郎が好き」

霞「はいはい、いちいち雰囲気ださない」

京太郎「でも――春は、それでいいのか? 仮に逆の立場なら、俺は絶対に嫌なんだけど……」

春「知っている人が――ここにいる誰かが相手で、それでも京太郎が私を一番に愛してくれてるなら……私は、それだけで幸せ」

春「だから――もし、京太郎が私を一番に愛せなくなるなら……それなら、やめてほしいと思ってる」

京太郎「……その言い方はずるくないか? 俺はなにがあろうと、春が誰よりも好きだって自信があるぞ」

春「だったら……して、全員と。霧島繁栄のために、バンバンやって」

京太郎「言い方ぁ! というか、皆さんもそれでいいんですかっ?」

霞「まぁ……あくまで霧島内の話だし、私たちの仲なら……という気持ちはあるかしら」

京太郎「えっと……もし、俺が春以外の誰かとこうなってても……同じだったんですか?」

巴「う、うん……そういう伝統だから」

初美「まぁ、あくまで希望があればって話ですしー」

明星「ここにいるメンバー以外には抵抗あるかもですけど、そこはほら、姫様が睨みを利かせてくだされば誰もよりつかな――」

小蒔「明星」

明星「はいごめんなさい!」

湧「……こんなこと言いたくはありませんけど。女にここまで言わせて、婚約者の許可もあって、それでも拒まれますか?」

京太郎「う……いや、まぁ……」

春「……正直、悪い気はしない?」

京太郎「はっきり言わないで!」

小蒔「もし、そうなら……ぜひ、お、お願い、したいです……あぅ……///」

京太郎「……………………ま」

霞「ま?」

京太郎「前向きに……検討、させてもらいます――」

春「そうして。あ、でも……最初は私。だから、やるとしても結婚したあと。それまでは、みんなはお預け」

京太郎「やるって言い方やめなさい!」

春「はい」




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