46: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 17:51:33.06 ID:oMgPCNNI0
……いずれ必ず向き合うべき事でした。誰しも時間の問題だったのです。
考えてみれば蘭子ちゃんは、リビングで出されたお茶を繰り返しおかわりしていたように思います。
気を落ち着かせる為か、何杯も……。
「わ……私のせいでしょうか〜。私がお茶を出したばっかりに〜……」
「蘭子はんも菜帆はんも悪ぅありまへん。入れたもんが出ていくいうんは自然の仕組みどす」
「けど、トイレ行くには一回廊下に出なきゃだし……」
「蘭子チャン、我慢できそうにないにゃ……?」
蘭子ちゃんは迷って、迷って迷って、こくん……と頷きます。
「は、方舟がアララトの頂に座し、遍く地表を裁きの洪水が……」
だ、だめっぽい……!
うんうん考え込んでいた響子ちゃんが思い立ってキッチンまで走り、
「そ、そうだ! このペットボト」
「それだけはいやぁっ!!!」
蘭子ちゃんはもう半泣きでした。
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