ロールシャッハ「嵐を呼ぶ、救いのヒーローたち」
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59:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/16(金) 18:30:21.97 ID:Hc5+hFg+0
迫る爪。
だが、それに銃弾がぶち当たり、爪は軌道を逸れて落ちる。
ロールシャッハ(なんだ、今度は……)
続けて数度の銃声。
マホ「っ……まだ仲間がいたのか!?」
ハブ「仕方ない……こちらも一時引き上げだ」
ビルの屋上へ降り立つロールシャッハとよね。
そこにもう一人、銃を携えた女が立っている。
「大丈夫ですか?」
ロールシャッハ「……ああ」
よね「大丈夫じゃないだろそのケガ!」
ロールシャッハ「とにかく助かった。あんたは?」
ルル「ルル・ル・ルル。ブリブリ王国親衛隊少佐です」
ロールシャッハ「るるるるる?」
よね「ブリブリ王国ゥ?」
ルル「それよりお二人とも、血まみれ……?」
よね「ああ、私のはこの人の血がかかっただけだから」
よね「そうだ、病院!」
ロールシャッハ「いや、いい」
ロールシャッハ「相当な切れ味だった。爆風より治癒はたやすい」
「いくらか休めば、じきに傷はふさがる」
よね「ふさがるって……」
よね「まあでも、ダイナマイト受け止めた人間だし、平気……なのか?」
ロールシャッハ「とにかく平気だ」
ロールシャッハ「それで、そのブリブリ王国とやらの人間がなんの用だ」
ルル「少々、わけあって来日しているのです……」
よね「その銃は?」
ルル「申請は通してあります」
ロールシャッハ「そこまでしてカスカベに来たということは……」
「わけを聞かぬわけにはいくまい」
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