ロールシャッハ「嵐を呼ぶ、救いのヒーローたち」
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55:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/16(金) 18:23:03.09 ID:Hc5+hFg+0
カスカベ市 市内
ロールシャッハ「それで結局、あの二人は完全に行方が途絶えている、と」
よね「そうみたい。空へ逃げたって言ったって、普通ならそれだけで人目につくって言うのに」
ロールシャッハ「HURM……」
ロールシャッハ「後手に回るというのは、望ましくはないが……」
ロールシャッハ「向こうがこちらに出向くことを期待するか」
よね「確証はあるの?」
ロールシャッハ「ヘクソンの持つ力で俺たちの動きを察知できるというなら、
俺が何者かであるということもすでに知れているだろう」
よね「ってことは、先に始末しよう……って?」
ロールシャッハ「それに賭ける」
よね「でもあいつメチャクチャ強いのよ? あんただってそりゃ強いんだろうけど、勝てる見込みはあるの?」
ロールシャッハ「さあな」
よね「さあな、って!」
ロールシャッハ「他に道がないのだ、今はそれしかない」
「いちいち敵を探ってなどいられん」
ロールシャッハ「奴らを倒してそれで終わりじゃないんだ」
よね「……それより、さっきからどこに向かってるの? どんどん路地裏に入っていくけど……」
ロールシャッハ「奴らを招待する場だ。このあたりなら、連中も躊躇なく襲えるだろう」
よね「襲えるだろう、って……」
ロールシャッハ「……来るぞ」
よね「……マジ?」
二人の前方に現れる、長身の男。
ロールシャッハ「……あれがヘクソンか? 白人だが、見せられた写真とは顔が違う……」
よね「いや、あいつじゃない……!」
ハブ「……お初にお目にかかるな。俺はMr.ハブ」
ロールシャッハ「自分でMr.と名乗るとは傲慢な男だな」
ハブ「そう呼びたくなるさ。俺は偉大なるアナコンダ様の忠実な部下……」
ハブ「その戦列に、じきにお前たち愚民どもが加わるのだからな」
ロールシャッハ「……笑わせるな」
マホ「――どこかで見たと思ったら、あのヘボ刑事か」
よね「!」
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