ロールシャッハ「嵐を呼ぶ、救いのヒーローたち」
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46:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/16(金) 18:05:56.67 ID:Hc5+hFg+0
またずれ荘
ロールシャッハ「それで、グロリアと言ったか」
よね「え?」
ロールシャッハ「グロリア」
よね「え、ええ」
よね(自分で言っといて実際に呼ばれると恥ずかしいな)
ロールシャッハ「刑事と聞いたが、あの二人の行方は? 捜査情報はなにも入ってこないのか?」
よね「それが……全然……」
ロールシャッハ「使えぬ女だ」
よね「っ……」
よね「あんただって、ハンターなんでしょ! カスカベには他にいないの?」
ロールシャッハ「協会は現場にしか目が行ってない」
ロールシャッハ「こんな島国のことは気にも留めていないだろう」
よね「あんたも使えないじゃない!」
ロールシャッハ「HURM……」
よね「コンピュータ・ウィルスだっけ?」
よね「それだって、本当にあるかどうかわかんないんでしょ?」
ロールシャッハ「確かに、協会から得た情報ではない」
「だが核戦争というのは俺たちの預かり知らぬところで、勝手に進んでいくものだ」
「目を反らせば、気づいたころにはもう灰になってしまう」
「お前の追っていたヘクソンという男……」
ロールシャッハ「かつて呪術を用いてこの世に手をかけようとしたとか」
よね「確かにそうだけど……そんな話マジで信じるの? 警視庁の誰も信じなかったのに……」
ロールシャッハ「ああ。信じるさ」
「長く生きていると、信じられない存在に出会うことがたびたびある」
ロールシャッハ「今さらそんなもの、驚く気にもなれん」
よね「……ま、確かにね」
よね(こいつもダイナマイトに覆いかぶさって、死ななかったっていうし……フツーに考えたらヤベーよなそれ)
ロールシャッハ「だがおそらく、この先にはさらに驚くべきものが待ち受けている」
ロールシャッハ「頼りとなるのは、目を反らさぬ者だけだ」
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