ロールシャッハ「嵐を呼ぶ、救いのヒーローたち」
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21:名無しNIPPER[saga]
2018/02/15(木) 21:54:22.28 ID:Jw6MsEa80
日誌 ロールシャッハ記


2000年 6月21日


カスカベはいい街だ。
俺がここにいることに、自分でも違和感を覚えるほどに。


ただし、住人は奇怪な連中が多い。
そろいの服で俺を撮影する男女。
手旗信号でサインを送る本屋。
ゴリラのような筋肉の女。
派手な化粧をして、ローラースケートをする男。


どいつもこいつも狂っているとしか思えない。
平和に浮かれている証拠だ。

その平和の中で、一見無意味な反発をする者がいる。
あの奇妙な少女たちのように。

ニューヨークのサムライは……あの連中は、近寄る終末の象徴のひとつと思っていた。
間違いなくあの夜に死んだことだろう。

あのガキどもがそれと同類とはとても思えないが……
この街にも終末が訪れたとき、等しく血のドブに流されゆくのか。


シンノスケという子供に宿を紹介してもらった。

マタズレ荘という。名前の意味はよくわからない。
大家はかつての俺の家の者と似たような、偏屈そうな中年の女だ。
大家という人種はどこもそうなのだろうか。

俺を目にしてしばし怪しんでいたが、ライセンスを見せると部屋を貸すことに承諾した。

これは本当に便利なものだ。
俺がどこへ行こうとも、その先で必ず手助けをしてくれる……


Dr.オオブクロの所在は未だわからない。存命かどうかすらも。




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