ロールシャッハ「嵐を呼ぶ、救いのヒーローたち」
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200:名無しNIPPER[saga]
2018/02/24(土) 20:28:15.53 ID:e8929ruk0
――尖塔の上で対峙するヘクソンとロールシャッハ。
ヘクソン「お前の心を初めて読んだときにわかった」
ヘクソン「お前は一度、終末を味わっているな」
ロールシャッハ「…………それがどうした」
ヘクソン、答えを返さずに周囲を見る。
ヘクソン「……これがそれを経たお前の心象風景というわけだ」
「……まるで、」
「まるで廃墟の街ではないか」
ロールシャッハ「…………」
ヘクソン「……一部始終、見させてもらった」
ロールシャッハ「どうだ。感想のほどは」
ヘクソン「…………」
ヘクソンが拳を作り、ゆっくりと構える。
ヘクソン「これがそうだ」
ヘクソン「安心しろ。今この空間で、互いの能力に意味はない」
ヘクソン「どの道、使えたとて変わりないがな」
ロールシャッハ「…………HURM.」
ロールシャッハ「…………いいだろう」
にらみ合うロールシャッハとヘクソン。
周囲では、ヘンダー城と摩天楼が音を立てて崩れている。
砕けて、その下の暗闇に消えていく。
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